ニキビの治療法は黒ニキビ、白ニキビ、赤ニキビ、斑点などニキビの状態によってかわります。

一般的な治療法はクリーム、ローション（局所治療薬）、飲み薬となります。
クリニックでは局所治療の組み合わせ、または局所治療と飲み薬（抗生物質、イソトレチノイン錠剤など）と症状によって処方薬がかわります。

ニキビの症状が改善するまでに数か月の治療が必要になります。すぐに効果が現れなくても、忍耐強く推奨された治療を続けることが重要です。

●抗生物質

抗生物質はアクネ菌や黄色ブドウ球菌を抑制する働きがあり、特に赤ニキビや黄ニキビといった中等症から重症のニキビの改善に効果があります。

副作用
＊吐き気やめまい
＊下痢
＊軟便
副作用が出る可能性がありますが副作用の有無や出方は異なります。


抗生物質を使用する際の注意点として、自己判断で薬を中止しないことが大切です。症状が良くなると使用をやめてしまう人がいますが、治ったと思っていても細菌が残っていることがあります。
途中で治療をやめてしまうと、症状がまた現れたり、薬が効きにくくなってしまったりする可能性があるため要注意です。

●イソトレチノイン

イソトレチノインは重症なニキビに対して効果が期待できます。
レチノイドに属する薬で、皮脂分泌や細胞の角化を抑えて毛穴のつまりを改善します。
またニキビの原因となるアクネ菌に対する抗炎症作用もあり、重症ニキビを減少させ、新しいニキビをつくりづらい肌環境にします。

副作用
一時的な副作用があらわれることもあります。
＊ニキビが治まるまで 1 ～ 2 か月ほど悪化することがあります。これは他の多くのニキビ治療でも起こります。
＊夜間の視力低下（夜盲症）
＊薄毛
＊筋肉（または関節）の痛み


ニキビ治療薬は抗生物質をはじめ、種類も方法も様々です。
ニキビに悩んでいる人はクリニックへお問合せください。