- 香港の内科・小児診療のDYMクリニック
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コラム一覧
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2024.11.29
咳
香港でも咳の症状が増えています、咳と対処法をご案内します。 咳についてのQ&A Q:咳とは何ですか? A:咳は、上気道(喉)と下気道(肺)から刺激物を除去する身体の自然な反射です。 咳は身体の治癒と自己防衛に役立ちます。 Q:咳の急性と慢性とは何ですか? A:「急性」とは咳が 3 週間未満続く場合をいい、「慢性」とは8週間以上 (子供の場合は 4 週間) 続く場合をいいます。 咳の原因としては以下のようなものが挙げられます。 ■ 急性の一般的な原因 風邪 インフルエンザ 刺激物(煙、ほこり、化学物質、異物など)を吸い込む 肺炎 百日咳 ■慢性の一般的な原因 アレルギー 喘息(小児に最も多い) 気管支炎 胃食道逆流症 後鼻漏 その他 Q:咳が胸部感染症かどうかはわかりますか? A:胸部感染症の症状には持続的な咳。黄色または緑色の痰 (濃い粘液) を吐いたり、血を吐くことがあります。 また、息切れや呼吸が速く浅い。喘鳴。このような症状がある場合はクリニックへお問合せください。 Q:咳の症状を和らげるにはどうしたらいいですか? A:咳の治療は、咳の原因によって異なります。 感染症の場合は何らかの抗生物質または抗ウイルス薬を処方することがありますが、ウイルス性の咳のほとんどには抗ウイルス薬は必要ありません。 胃食道逆流症の場合は食事の変更を提案したり、薬を処方されます。 ■ 水を飲むと喉の炎症や乾燥による咳を和らげるのに役立ちます。 ■ 加湿器で空気中に水を加えたり、蒸気シャワーを浴びたりするのも、咳を和らげます。 ■ 喫煙をやめ、他の刺激物を避けることも咳を和らげる方法です。刺激物には、薬、香り(香水やキャンドルなど)、煙、アレルゲンなどがあります。 Q:咳を予防するにはどうすればいいのでしょうか? A:咳の原因となる刺激物を避けたり、感染による咳を予防することで咳が予防がきます。 ■ インフルエンザ、COVID-19、肺炎の予防接種。 ■ 病気の人を避ける。 ■ 汚い手で目、鼻、口に触れないようする。 ■ 石鹸と水、または手指消毒剤を使って頻繁に手を洗う。 咳をすることは、深刻なことではありません。 特定の状況で咳をすることは正常です。 咳をすることで、喉や気道内の刺激物や呼吸を困難にする物質を取り除くことができます。 咳について気になる症状がある場合は、クリニックにご連絡ください。 クリニックでは症状をやわらげる為のお薬を取り扱っております。#コラム -
2024.11.21
冬の乾燥(乾燥肌)
乾燥肌につていQ&A 季節も変わりはじめ乾燥いやすい時期となりました。 Q:乾燥肌の原因はなんですか? A:乾燥肌になる原因はいつくかあります。 ● デオドラント石けんや刺激の強い洗浄剤をしようすることで皮膚から油分や脂肪が失われます。 ● 熱いシャワーを長時間浴びると、肌が乾燥してしまう。 ● 寒くて乾燥した場所に住むと、肌も乾燥します。 多くの場合、1 日に数回保湿するなど、いくつかの変化を加えることで乾燥肌を保護できます。 Q:乾燥肌になると体に何が足りないのでしょうか? A:乾燥は肌に必要な水分や油分が肌に届かないときに起こります。 乾燥した皮膚は、赤くなったり、鱗状になったり、かゆみ、痛みを伴うこともあります。 また、湿疹、脱水症、糖尿病などの健康状態が原因でおこる場合もあります。 Q:肌が乾燥しすぎている場合はどうすればよいですか? A:温かい(熱くない)お風呂またはシャワーを浴びる。 皮膚から油分と水分を蒸発させる日光への曝露を最小限に抑えます。 入浴後は肌が濡れているうちにすぐに保湿をしましょう。 Q:乾燥肌でやってはいけないことは何ですか? A:天然油分を奪う恐れのある消臭石鹸、香料入り石鹸、アルコール製品は避けてください。 皮膚の損傷を避けるため、バススポンジ、たわし、手ぬぐいなども避けてください。バススポンジなどを利用したい場合は、必ず優しく使用してください。 Q:乾燥肌に最適な治療法は何ですか? A:潤いを保つ軟膏、ローション、クリームを使用することが効果的です。 入浴またはシャワー後はすぐに保湿剤を塗りましょう。 クリニックでは肌の改善に効果的なトリートメントをおこないます。 乾燥肌でお悩みの方は、まずはお気軽にご相談ください。#コラム -
2024.11.04
冬の病気について(ノロウィルス)
冬の病気についてのQ&A ❸ノロウィルス 冬の大三感染症の一つと言われています。 Q:ノロウィルスとはどんな病気ですか? A:ノロウイルスは汚染された食物からの感染や、感染患者の嘔吐物や下痢便を介して感染します。 突発的な嘔吐、下痢、発熱を起こし通常は3日程度で回復しますが、高齢者や乳幼児は重症化することがあります。 Q:ノロウィルスは薬なしで自然に治せますか? A:感染してから1〜2日ほどの潜伏期間を経て、強い吐き気、嘔吐、下痢、腹痛などを起こし、通常は発症後数日で回復します。 症状がひどく水分補給ができなかったりする場合には、薬が処方されます。 Q:ノロウィルスからの回復を見分けるには? A:下痢や嘔吐などの症状がおさまり、全身状態が良好となれば、回復となります。 回復の状態を判断するには、食欲があるか、顔色がよいか、表情は普段と変わりないかが見分け方となります。 Q:感染しないためには? A:衛生面に注意することが最善の予防策です。 うがい、手洗いをこまめに行い、適度な運動やバランスのよい食事をとりましょう。 そうすることで抵抗力を養い、健康的な体づくりにつながります。 ノロウィルスは感染力が非常に強く、患者の嘔吐物や下痢便の適切な処理が重要です。処理の際には手袋とマスクなど着用しましょう。 体調が悪い、いつもと違うと思ったらクリニックにご相談ください。#コラム -
2024.11.04
冬の病気について(RSウィルス)
冬の病気についてのQ&A ❷RSウィルス 冬の大三感染症の一つと言われています。 Q:RSウイルスとはどんな病気ですか? A:乳幼児に多く発症し、通常は数日間の潜伏期間を経て発熱、鼻みず、咳などの症状が数日続きます。 多くは軽症で回復していきますが、症状が変わり感染が下気道へ広がると咳、喘鳴が出る、呼吸しずらいなどがあります。 場合によっては、細気管支炎、肺炎へとなることもあります。 Q:RSウィルスの薬はありますか? A:RSウイルスに効く薬はありません。 発熱や呼吸器症状を和らげるための薬が処方されます。 Q:RSウィルスに感染にないためにはどうしたらいいですか? A:衛生面に注意することが最善の予防策です。 うがい、手洗いをこまめに行い、適度な運動やバランスのよい食事をとりましょう。 そうすることで抵抗力を養い、健康的な体づくりにつながります。 飛沫感染対策としては、鼻汁、咳などの呼吸器症状がある場合はマスクを使用することが大切です。 いつもと違うと思ったらクリニックにご相談ください。#コラム -
2024.11.04
冬の病気について(インフルエンザウイルス)
冬の病気についてのQ&A ❶インフルエンザウイルス 冬の大三感染症の一つと言われています。 Q:なぜ冬に流行しますか? A:これらの原因になるウイルスは、乾燥と寒さからウィルスが増殖しやすいからです。 また、季節が変わることで体の免疫が下がりやすくなります。 Q:インフルエンザはどのような症状がありますか? A:発熱(38℃以上)、頭痛、咳、咽頭痛、鼻水、筋肉痛、関節痛などおこります。 通常の風邪に比べて全身症状が強いのが特徴です。 抵抗力の弱い乳幼児や高齢者は重症化しやすく、肺炎や気管支炎、中耳炎や熱性けいれんなどを起こすこともあります。 Q:インフルエンザの薬は何がありますか? A:インフルエンザの治療薬は大きく分けて、飲み薬・吸入薬・点滴の3種類があります。 クリニックではタミフルを取り扱っています。 タミフルは、体内でインフルエンザウイルスが増殖するのを抑える作用があります。 Q:感染しないためには? A:衛生面に注意することが最善の予防策です。 うがい、手洗いをこまめに行い、適度な運動やバランスのよい食事をとりましょう。 そうすることで抵抗力を養い、健康的な体づくりにつながります。 体調が悪い、いつもと違うと思ったらクリニックにご相談ください。#コラム -
2024.05.21
下痢になったら?
下痢についてのQ&A Q:下痢とは? A:下痢とは、便がゆるくて水っぽい状態のことです。また、より頻繁にトイレに行く必要があるかもしれません。短期(急性)の下痢は 1 ~ 2 日間続き、長期(慢性)の下痢は数週間続きます。下痢の症状には、腹痛やトイレに行きたくなるなどの症状があります。また吐き気、嘔吐、腹痛、体重減少などの他の症状を伴うこともあります Q:なぜ下痢になる? A:下痢を引き起こす可能性のある病気や状態は次の通りです。 ●ウイルス。(ノロウイルス、腸内アデノウイルス、アストロウイルス、サイトメガロウイルス、ロタウイルスなど) ●細菌と寄生虫。(汚染された食品や水など) ●薬。(抗生物質などの多くの薬は下痢を引き起こす可能性があります。) ●乳糖不耐症。乳糖は、牛乳やその他の乳製品に含まれる糖です。) ●フルクトース。(フルクトースは、果物や蜂蜜に自然に含まれる糖です。) ●その他の消化器疾患。 Q:下痢のときはどうしたらいいですか? A:下痢は体の毒素を排出するための手段であるため、下痢が自然に終わるのを待つのが最善です。脱水症状を防ぐために下痢のときは水、電解質飲料、をとるといいでしょう。カフェイン入りの飲み物、甘い飲み物、アルコールは避けてください。 ※下痢だけでなく熱や吐き気がある場合はただちに医師の診察を受けてください。 Q:下痢を治すのに役立つ食べ物は何ですか? A:刺激の少ない食べ物を食べると、胃の不調や炎症を防ぐことができます。 バナナ、白米、うどん、トースト、ゆでたジャガイモ、味付けされていないクラッカー、オートミールなどが含まれます。 Q:下痢の薬は何が処方されますか? A:整腸剤、腹痛にたいする薬などが処方されます。下痢を止めるのではなく、乱れた腸内菌叢のバランスを整え、おだやかに腸の働きを正常状態に戻します。#コラム -
2024.05.07
蕁麻疹について
蕁麻疹についてのQ&A Q:蕁麻疹とは? A:蕁麻疹とは多くの場合、皮膚の表面が盛り上がり、かゆみを伴いますが短時間で消えてしまう皮膚の病気です。 赤みや強いかゆみの症状もたいては数十分~1日以内に治まります。 Q:蕁麻疹はどうしてでますか? A:食べ物や薬に対するアレルギー反応、感染症、ストレス、また原因が特定できない場合でも現れることがあります。 Q:蕁麻疹が出たときはどうしたらいいですか? A:衣類などによる摩擦の場合は圧迫の刺激を与えないようにします。その他の可能性の場合はゆっくりと安静に過ごしてください。 かゆみがある場合は冷たい水や保冷剤を利用して冷やすとかゆみが落ち着きます。 Q:薬は何が処方されますか? A:蕁麻疹の治療の中心は抗ヒスタミン剤です。 腫れやかゆみが強い場合は、ステロイド外用剤を処方されることがあります。 Q:蕁麻疹を調べることはできますか? A:皮膚の摩擦や寒冷・日光などの刺激性、入浴や汗などの発汗性、食品や薬などのアレルギー性、学校や社会のストレス性と色々な可能性があり 原因を特定できるじんましんは全体の1~3割ほどです。 多くの場合、原因がはっきりわかりません。クリニックでは症状を和らげたり、改善するための診察を行います。 気になることは是非クリニックにご相談ください。#コラム -
2024.04.28
香港美食&カロリー
香港は「アジアの美食の都」と称されている。香港に行ったら、美食を見逃してはいけない。香港の美食は屋台からミシュランまで、そして特有のお茶の文化が評判されている。これから、皆さんに香港の定番美食、香港人にも人気のベスト10を紹介する。 1、蛋撻(エッグタルト) エッグタルトは卵のペーストを具としての洋菓子である。外側はカリカリしているが、内側は甘い黄色の固形卵のペーストになっている。卵のペーストは砂糖、新鮮な乳と卵からできている。 温かいうちに、エッグタルトを食べるのがおすすめである。口にいれる前に、卵の香りとバターの香りが匂う。2014年6月に香港に初めて無形文化遺産リストに登録された。 カロリーは、100 g/310 kcalである。 2、奶茶(ミルクティー) ミルクティーは香港人が朝食に必ず注文する飲み物である。毎年、「金茶王」というイベントも行われ、一番ミルクティーが作れるシェフは選ばれる。香港式のミルクティーの特徴はお茶の味が重くて苦いけれど、喉を通ると、さっぱりの甘さを味わい、最後に口に香りが残る。 香港式のミルクティーに使う紅茶はスリランカから大量輸入した。スリランカは独特な環境、雨がたっぷり降る熱帯気候である。こちらから生産する紅茶の香りが濃厚の特徴がある。 カロリーは、100 ml/44 kcalである。 3、菠蘿油(2層パイナップルパン) 2層パイナップルパンの作り方はパイナップルパンが横を切って1枚のバタースライスを挟むことである。一番美味しいのは、焼き立てのメロンパンに冷たいバターを挟み、バターがパイナップルパンの熱さで溶け、濃厚なバターの香りがする。香港の多くのお茶レストランはこのような食べ物を提供する。 カロリーは、100 ml/410 kcalである。 4、雞蛋仔(ガイダーンザイ) ガイダーンザイは卵の生地をたこ焼きプレートみたいな道具で作る食べ物である。卵の新鮮の香りとミルクのコクが相まって、香りを強くした。見た目はベビーカステラだけれど、中身は2重があり、上の段は空芯で、下の段は柔らかいで、もっちりしている。味はオリジナル、チョコ、海苔、ネギ、トウモロコシ、小豆、ゴマなどがある。 カロリーは、100 g/226 kcalである。 5、碗仔翅(フカヒレ) フカヒレは香港によく飲まれるスープである。その材料は本当のフカヒレではなく、主に春雨である。スープによく加える具は肉の千切り、しいたけの千切り、混ぜ卵、ハム、豚の皮、魚の胃袋などがある。栄養が豊富で、体力の回復や体を強くするなどの効果がある。 カロリーは、100g/75kcalである。 6、煎醸三寶(ジンヤンサンボ) ジンヤンサンボは香港の街でよく見られる料理である。よくある作り方は、新鮮なさば肉をなすやピーマン、油揚げ、ソーセージ、しいたけなどの食材に嵌め込む。個人の好みにより、醤油、辛みそ、甘みそをつけて食べるのがおすすめである。カロリーは、100g/110kcalである。 7、中華点心 エビ餃子 香港の点心中に、一番有名なのはエビ餃子である。エビ餃子の具は主に、エビ、メンマと豚肉である。餃子の皮が薄いで、色は透明で赤色を透っている。エビ餃子の栄養が極めて高く、腎臓を補う佳品である。まだ、鉄に欠ける貧血にも予防できる効果がある。 カロリーは、100g/161kcalである。 8、鮮蝦雲吞麵(エビのワンタン麺) エビのワンタン麺は香港の代表的な美食である。1匹の新鮮なエビを使ってワンタンにし、弾力性が高い面を使っている。豚の骨、干し魚、エビの皮でできあげたスープを加えている。 カロリーは、100g/71kcalである。 9、咖喱牛腩飯(カレーヒレ丼) カレーヒレ丼はインドのカレーと広東省のヒレを組み合わせたものである。牛のヒレを噛めば、噛むほど味がますます出てくる。味わいが尽かない。 カロリーは、100g/160kcalである。 10、焼鵝肉(ガチョウの肉焼き) ガチョウの肉焼きは日常によく食べられる美食の一つである。その特色は肉の質が極めに細かくて柔らかい、脂分も適当で、口にいれると、甘香を飽きなくて味わいできる。知人との食事によく頼まれる一品である。 カロリーは、100g/305kcalである。 香港の美食は多種多様で、もう香港文化の一部となり、多くの観光客を引きつけた。以上は香港人にも1好まれる定番な美食の10大グルメで、それぞれのカロリーも一緒に紹介した。#コラム -
2024.02.29
お役立ち情報
●日本と香港の予防接種の違い ●救急車を呼ぶには ●熱中症対策には ●片頭痛について ●インフルエンザについて 日本と香港の予防接種の違い 香港と日本での予防接種の違いに戸惑う事があるかもしませんが、予防接種の効果は変わらないと言われています。DYMヘルスケアではそんな心配を少しでも軽減できるように分かりやすい説明をさせていただきます。 <水痘> ●日本(定期)生ワクチン 1歳、1歳3か月のスケジュールで2回接種。 ●香港(定期)生ワクチン 1歳、5歳から6歳の間に2回接種。または1歳、1歳半にて2回接種。 ※2018年1月1日以降に生まれたお子さんは生後18か月(1歳半)で2回目の接種を行います。2013年1月1日から2018年6月30日の間に生まれたお子さんは5歳から6歳の間に2回目を接種します。 <4種混合> ●日本(定期)不活化ワクチン 3か月、4か月、5か月、1歳、4歳から7歳のスケジュールで5回接種が必要。 5回目は任意接種。11歳から12歳で2種混合(ジフテリア、破傷風)の追加接種が必要。 ●香港(定期)不活化ワクチン 2カ月、4カ月、6ヵ月、1歳から1歳半、5歳から6歳、11歳から12歳のスケジュールで6回接種。 5種混合(4種混合(ジフテリア/破傷風/百日咳/ポリオ)+ヒブ)または6種混合(4種混合+ヒブ+B型肝炎)ワクチンでの接種も可能。 <MR 麻疹・風疹> ●日本(定期)生ワクチン 1歳、5歳から6歳のスケジュールで2回接種。 ●香港(定期)生ワクチン MMR(麻疹、おたふく、風疹)ワクチンを1歳、5歳から6歳のスケジュールで2回接種。または1歳、1歳半にて2回接種。日本で既にMR(麻疹、風疹)の接種を一度していて、2回目のMRとしてMMRを接種しても問題はありません。 ※2018年1月1日以降に生まれたお子さんは生後18か月(1歳半)で2回目の接種を行います。2013年1月1日から2018年6月30日の間に生まれたお子さんは5歳から6歳の間に2回目を接種します。 <おたふくかぜ> ●日本(定期)生ワクチン 1歳、3歳から7歳のスケジュールで2回接種。 ●香港(定期)生ワクチン MMRワクチンがあり、おたふくかぜ単体のワクチンはありません。MMR(麻疹、おたふく、風疹)ワクチンを1歳、5歳から6歳のスケジュールで2回接種が必要。 <B型肝炎>(母子感染を除く) ●日本(定期)不活化ワクチン 2か月、3か月、7カ月から8か月のスケジュールで3回接種。3回目は2回目から4から5カ月間隔をあけて接種。1歳以上でも未接種の場合は、できるだけ早く受けることをお勧めします。 ●香港(定期)不活化ワクチン 新生児(生後数日)、1か月、6か月のスケジュールで3回接種。2回目と3回目は6種混合(4種混合(ジフテリア、破傷風、百日咳、ポリオ)+ヒブ+B型肝炎)の中に含まれるので、6種混合を接種するのも良い。単体でも接種可能。 <ロタウイルス> ●日本(任意)生ワクチン 2か月、3か月のスケジュールで2回接種。(薬品によっては4か月の時に3回目を接種します) ●香港(任意)生ワクチン 2か月、4か月のスケジュールで2回接種。(薬品によっては6か月の時に3回目を接種します) その他にもワクチンによって違いがあります、当院にて冊子をご用意してありますので、来院の際にご覧ください。 【予防接種に関するQ&A】 Q:日本から海外に引っ越してきました予防接種のスケジュールはどうしたらいいですか? A:日本の予防接種スケジュールを続けても良いですし、今後香港在住が長くなる場合は香港のスケジュールに変えても問題ありません。 Q:予防接種の時期がづれてしまったのですが、どうしたらいいですか? A:接種するワクチンによって接種できるものとできないものがあります。 心配せずにDYMヘルスケアにご相談ください、医師が最善方法をご案内します。 Q:同時に何本まで予防接種は受けられますか? A:通常は2本まで接種できます。 Q:熱がでないか心配しています。 A:接種後に解熱剤を処方します、また接種の前には診察がありますので安心して来院ください。 Q:予防接種当日は何を持っていけばいいですか? A:新規の患者様はID,またはパスポート、お子様の母子手帳、接種記録書(お持ちの方)をお持ちください。 香港で救急車を呼ぶには 香港で救急車が必要になったら「999」へ電話しましょう。慌てず連絡ができるように必要なことをこちらでQ&Aスタイルでご説明します。 Q:香港で救急車を呼ぶにはどうしたらいいですか? A:緊急通報用の「999」へ電話しましょう。 Q:999で日本語は通じますか? A:日本語は通じません。そのため最初に電話口で自身が日本人であることを伝えましょう。 身近に香港人がいれば、その人に状況を伝え、代わりに電話をしてもらう事も検討しましょう。 Q:電話でどんな情報を伝えたらいいですか? A:まず、落ち着いて以下の情報をできる限り簡潔に伝えましょう。 ①何が起きたのか状況説明 (例 誰かがケガや病気をしたり、気を失ってしまったなど) ②患者がいる場所の詳細 ③患者の情報と簡単な状況説明 (例 年齢、性別、病歴、症状、いつから、兆候の有無、ケガの症状、関係者の数など) ④連絡先(電話番号) Q:救急車はどこからきて、患者はどこへ搬送されるのでしょうか? A:救急車は香港消防局の最寄りの拠点から来て、患者がいる場所から一番近い公立病院へ搬送します。 Q:救急車を利用するのに料金はかかるのでしょうか? A:香港住民があれば無料で利用できます。 Q:どのようなときに救急車を呼んだらいいですか? A:基本的では医療施設に自力で移動することが困難なときです。 Q:香港セントジョンという救急車(聖約翰救護車)もあるようですか、こちらはどのようなものですか? A:1世紀以上の歴史をもつ慈善団体、香港セントジョン救護機構が運営する組織です。 香港セントジョン救護機構は緊急時、非緊急時の救急サービスを提供しています。 「999」ではなく「1878-000」なのでこちらも緊急時のために登録しておきましょう。 参考 https://www.hkfsd.gov.hk/eng/source/safety/Ambulance_Services_in_HK.pdf 熱中症対策には 熱中症は予防が大切です、熱中症についての基礎知識をご説明させていただきます。 Q:熱中症とはどんな症状ですか? A:熱中症とは、体内の調節機能が低下して体の水分や塩分バランスが崩れることで めまい、けいれん、頭痛などを起こします。 Q:熱中症を防ぐには? A:室内では ● 扇風機やエアコンで室内調整をする ● カーテン、すだれ等を利用して外の光を調整しましょう。 屋外では ● 帽子や日傘を利用 ● 日陰を通ったり、適度な休憩 水分補給と服装 ● 綿や麻など風通しのよい服装を着用しましょう。 ● 水やスポーツドリンク、ミネラルのある麦茶など、のどが渇く前からこまめに水分を補給しましょう。 Q:熱中症が疑われるときは? A:涼しい場所へ移動。 ● 脱衣と冷却をおこないましょう、体を冷やして体温をさげる事が大切です。 ● 水分と塩分補給をしましょう。水や塩分も補える経口補水液やスポーツ飲料がおすすめです。 意識がない、または呼びかけに対する返事がおかしい場合は医療機関に連絡してください! 片頭痛について 季節の変わり目に片頭痛が頻繁におこることがあります。そんな時の対処方をご説明させていただきます。 Q:片頭痛とは? A:血管が拡張することでズキズキとした痛みが生じるのが片頭痛です。 痛みはこめかみから目のあたりの片側に現れることが多いですが、両側から痛むこともあります。痛みが起きると、光や音、吐き気、嘔吐、においに敏感になるのが特徴です。 Q:どんな時に片頭痛がおこりますか? A:朝晩の気温差が大きい春先や、台風が多い夏から秋にかけてなどの天気の急な変動による気圧の変化などにより片頭痛が引き起こされやすい状態になるといいます。 Q:予防法はありますか? A:規則正しい生活とバランスがとれた食生活を心がけることが重要です。少し見直してみましょう。 * 疲労の蓄積 * ストレス * 過度な空腹 * 睡眠不足や寝すぎ * 悪い姿勢 * 脱水症状 Q:良くなるにはどうしたら良いですか? A:片頭痛の症状や前兆が起きているときは安静に過ごすようにしましょう。 また冷たいタオルなどで痛い部分を冷やし睡眠をとると症状が落ち着きます。 痛みが軽度な場合は市販の頭痛薬でも症状を抑えられることがありますが、頻繁に起こる場合はDYMヘルスケアに相談ください。 クリニックにて片頭痛に関するお薬を取り扱っております。 インフルエンザについて 冬の病気といえばインフルエンザ、症状や対処方を知っていると心強くなります。インフルエンザについて分かりやすくご説明させていただきます。 Q:インフルエンザとは? A:インフルエンザはインフルエンザ ウイルスによって鼻、喉や肺に感染して引き起こされる伝染性の呼吸器疾患です。 軽度から重度の病気を引き起こす可能性があり、場合によっては死に至る場合もあります。 Q:インフルエンザはどのような症状ですか? A:初期は鼻水、くしゃみ、喉の痛みがあり風邪のような症状ですがインフルエンザの場合は風邪よりもはるかに症状が重くなります。 一般的なインフルエンザの症状は、発熱、筋肉痛、悪寒、発汗などがありますが、次のような症状もあります。 頭痛。 乾いた持続的な咳。 息切れ。 疲労と衰弱。 鼻水や鼻づまり。 喉の痛み。 目の痛み。 嘔吐や下痢(子供に多くみられます) Q:インフルエンザの治療法は何ですか? A:インフルエンザをより早く治し、身を守るためにはタミフルなどの抗ウィルス薬を服用します。抗ウィルス薬は症状の初期に服用すると効果的です。 Q:インフルエンザワクチン接種後はどのくらいで予防できますか? A:インフルエンザの予防接種は効果が出るまで約2週間かかります。 その直前またはその期間中にインフルエンザウイルスにさらされると、インフルエンザにかかる可能性があります。 Q:インフルエンザワクチン接種をしたらインフルエンザにかかりませんか? A:100%有効なワクチンはありませんが、インフルエンザワクチン接種を受けた人はインフルエンザにかかる可能性が低くなります。ワクチンを接種したにもかかわらずインフルエンザにかかったとしても症状は軽くなるでしょう。 Q:インフルエンザ予防接種のメリットとデメリットは何ですか? A:インフルエンザによる重症化のリスクがある人にとってワクチン接種は重要です。 インフルエンザの予防接種には、注射部位の痛みやあざなどの軽い副作用が生じる場合があります。 インフルエンザの蔓延や重症化を防ぐには、毎年インフルエンザワクチンを接種することが最善です。#コラム
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